【合格体験記】こだわり捨てず乗り越えた浪人生活 ~法学部 前期一般入試合格~

 ここに筆者の合格体験記を記す。少しでも読者の役に立てば幸いだ。



 
 筆者が本学を志したのは、高校1年のときだが、明確な志望動機があったのではない。もともと政治や法律に興味があり、法学部に行きたいとは思っていた。当時、大学にこだわりを持っていなかった筆者は、通っていた高校からの進学者が最も多い本学に法学部があることを知った。それで本学を志したのである。

 高校時代は塾には通わず、3年の9月までオーケストラ部に所属していた。もちろん勉強はほどほどにしており、文系の中で半分より上の順位だったと記憶している。

 筆者が本格的に受験勉強を始めたのは、部活の引退後。センター試験対策について言えば、12月まで手を付けなかった。勉強時間も部活をやっていたときから少し増えた程度だった。しかし、秋に受けた大学別模試でB判定が出たため、あまり悲観していなかった。

 センター試験の自己採点の結果は8割弱で、本学の合格ラインには届かなかった。しかし、担任に「合格ラインに届いていない方が、適度な緊張感をもって国立大の2次試験に向けた勉強ができる」と言われたこともあり、「今まで通りに勉強していれば、合格するだろう」と見込んで、志望校を変えなかった。

 1~2月に受験した私立大は、いわゆる「センター利用」を含めて全敗。しかし、「私大全敗でも、2次試験で逆転した先輩もたくさんいる」という話を聞いていたので、心配はしなかった。勉強量や勉強時間を増やすということもなく、2次試験に臨んだ。

 結局、筆者が高校の3年間、第一志望欄に書き続けた「東北大・法・法」には届かなかった。その後、某国立大の後期試験を受験し、に合格したのだが、入学を辞退し、浪人することを決めた。

 浪人の1年間でまず心掛けたのは、高校時代にやらなかった「復習」だ。高校からは復習するよう口うるさく言われていたのだが、授業の復習はおろか、模試やテストのやり直しもまともにしていなかった。そこで、予備校の授業の復習や模試のやり直しを繰り返し、分からない箇所を徹底的に潰そうと意識して、1年間を過ごした。

 もう一つ力を入れたのがセンター対策だ。特に、現役時代に失敗した数学は、大量の過去問を解いた。センターを視野に入れた勉強そのものも夏ごろから始め、相当の勉強時間をセンター対策に費やした。センターの点数は、現役時代から伸長し、私大の「センター利用」は全勝し、本学の合格ラインを余裕で突破した。

 筆者の経験から言えることは、以下の4点だ。模試の結果で慢心しないこと。センター試験の対策をしっかりすること。復習をして、分からないところを無くすこと。そして受験前は自分を追い込んで勉強をすること。

 受験までは、まだ時間がある。高3の人もあと半年以上は時間の猶予がある。1人でも多くの読者が、悔いの残らぬよう勉学に励み、第一志望の進路に進むことを願ってやまない。

コメント

このブログの人気の投稿

【施設紹介】ユニバーシティ・ハウス ~留学生と暮らす学生寮~